1-2.統合相関表
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1-2.統合相関表

食品安全システムの構築には、多くの規格、ガイドラインがあるが、この資料では、これらに対応するように、統合したプログラムを組み立てた。考慮したのは以下。

・ISO22000
食品安全マネジメントシステム。食品安全規格の国際規格。

・ISO22002
ISO22000(食品安全マネジメントシステム)のPRP(前提条件、一般的衛生管理)についての具体的な「技術仕様書」で「(ISO22000を)支援するのに用いられることを目的として」とあり、「22000と共に使用されることを目的」
http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/Com/FlowControl.jsp?bunsyoId=ISO%2FTS+22002-1%3A2009&dantaiCd=ISO&status=1&pageNo=0

・PAS220
PAS220:PASは[Publicly Available Specification]で、一般仕様書。BSI(英国規格協会)が中心になって策定
<http://blog.isovocabulary.com/11_iso22000/pas_2202008/>

・FSSC22000
食品安全規格であるISO22000:2005と一般的に利用可能な仕様PAS220:2008との統合に基づいて作成された食品製造業者のための新規の認証<http://www.fssc22000.com/en/>

・自治体HACCP
2010年末で約30以上の地方自治体(県、市、等)で、独自の食品衛生管理、HACCPの認証を行っている。

・HACCP手法支援法高度化基準
農林水産省と厚生労働省の「食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法」HACCP手法の導入を推進するため、必要となる施設整備に対する長期低利融資等の措置を講ずるもの。平成10年5月(7月1日施行)に5年間の時限法として制定されてから延長されており、2010年現在で2013年までの延長になっている。
21の業種協会が認定を行っている。

・総合衛生管理製造過程
厚生労働省がHACCPの考え方を取り入れてつくった食品の安全管理の認証制度。
対象となる食品は、乳・乳製品、食肉製品、容器包装詰加圧加熱殺菌食品、魚肉練り製品、清涼飲料水。
<http://www.shokusan.or.jp/haccp/guide/1_4_sogo_eisei.html>

・AIBフードセーフティ(GMP)
GMP(適正製造規範)および各種食品関連法規をベースとしたAIB国際検査統合基準(AIB Consolidated Standard for
Food Safety)<http://www.jibt.com/food_safety.html>

・CODEX
Codexは、国際的な食品安全管理の検討機関。
ここで世界の食品の安全管理を提唱している。
ここのガイドラインを元に、世界各国が、自国の食品安全基準を作成している。
日本の厚生労働省の規制、基準の元。
そして、ISO22000の元にもなっている。
<http://www.n-shokuei.jp/food_safety_information_shokuei2/food_hygienic/codex/sec01.html>

これらを統合考慮した表を次にあげる。
この資料の「低コスト構築のための手法と手順」は、表右の「実施内容要約」を元にした。

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