低コストでの導入とHACCPの導入事例

手順４：製造工程をフローダイアグラムとして示す

1)すべての工程を含んだ製品の製造過程図の作成

製造工程フローダイアグラムの作成。

製造に関するマニュアル（標準作業書）を作成。

製造工程一覧図は、これから進めるHACCPの最初の基準となるもの。

この工程（番号を付けたボックス）の一つ一つについて進めていく。

一つ一つの工程について、その工程における危害をリストにしていく。

一つ一つについての危害を考え、それをどうしたら防げるかを追及していく。

同じような危害になるところもあるだろうし、かなり違うところも出て来る。

HACCPの基本は、慎重に、間違いや忘れるものが無く、確実に危害を防止するための方法。

この工程に分けて一つ一つについて進めていく方法はHACCPだけでなくあらゆる製造に当てはめることが出来る。この工程図は、最初の段階では工程名と番号が振られているだけだが、作業が進むにつれて各工程図の横に、温度、時間、サイズなどの規格や、CCP（重要管理点）の工程部分を明記したりボックスのラインを太くして要注意表示をしたりといった形に「進化」させる。