- 低コストでの導入とHACCPの導入事例 - https://haccp.zenkaren.net -

72

手順11:検証手順を設定する(原則6)

1)基本的に4タイプの検証

  1. 食品の検証→頻度は、毎日、毎週、毎月、ロット毎等
    原材料、製品、半製品の細菌検査等
  2. 製造環境の検証頻度は、毎日、毎週、毎月等
    清掃、洗浄のあとの拭き取り検査等
    チェックリスト、記録を正しくつけているか
    測定機器の精度、校正(計量器、温度計・・・)
  3. クレーム、回収時の検証→頻度はその都度
  4. HACCP計画全体→頻度は半年ごと等
    スタッフ、チーム、組織形態、運営方法、内部監査、検証の評価分析
    新しいシステム(機能水、検査機器、カビ防止などの機器検討)
  検証の要求事項(目的) 方法 頻度
1 製造環境がきれいか(一般的衛生管理実施の効果があるか) ふき取り検査が、許容水準内にあるか(例:毎週ATP検査検査) 毎日、毎週、毎月等
2 製品が安全か 細菌検査数が、許容水準内にあるか(例:毎日細菌迅速検査) 毎日、毎週、毎月等
3 クレーム、回収の原因 原因追跡 その都度
4 食品安全体制が今のままでいいか 一般的衛生管理とHACCPの実施、組織、コミュニケーション、マネジメント等に付いて総合検討 年(例:5、11月に検討会)

[1]