- 低コストでの導入とHACCPの導入事例 - http://haccp.zenkaren.net -

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導入後の人員は140名だったのが123名となった。

一つの職場で年間最高で3000万円程のコストダウンが出来、同様の職場が6ヶ所ある。

この全ての投資額は、1年で全て回収出来、2年目からは利益になる。

投資効果が良いどころか、これによって大幅な利益が出る。

販売店80名が改修後の工場を見学したことにより、製品に自信を持ち、営業への意欲が高まった。

生産能力はアップした(時勢がら受注は減っているが)。例えばバウムクーヘンは4割アップになった。

空調と半袖:バウムクーヘンの品質アップ

これまで半袖で作業をしていたが、顧客から「わき毛が落下しないか?」といった心配の声があった。

長袖にしたことによって、顧客の印象が良くなっただけでなく、火傷が無くなった。

空調の改修をし、温度管理が良くなって、以前は高温だった作業場が涼しくなり、異物混入の危険が少ない長袖の作業服を使えるようになった。

空調改善のおかげで、バウムクーヘンの品質が良くなった。

異物混入クレームが半減

製品の安全効果は、改善終了後まだ数ヶ月しか経っていないので詳細は出ないが、今まで毎月数件の異物混入クレーム(毛髪、番重などの木片、袋の切れ端などのプラスチック片などがあったが、最新月の対前年は半減している。

虫の混入クレームは今までほとんどない。

これから作業分析してさらに異物混入防止を進めて行く。

木箱について

木屑が混入する危険があるが、カステラの焼き上がりあと、一晩の熟成のために必要。これはサワラの木で、ご飯のお櫃と同じ。細胞と密度が良く、最適。

サニテーション強化

大掃除を2ヶ月に1回やっている

靴(長靴)置き場の扉を取り去ったら、臭みがなくなり、乾燥するようになった。

論理的に考えるようになった

工場従業員は職人タイプが多いが、HACCPによって論理的に考えるようになってきた。今まで記録を取る、字を書くことに不慣れだったが、意識が変わってきた。

教育訓練活動

勉強会を、年3回ほど行っている。講話、保健所の方による講習など。

HACCPチームに対して、8月、これからの課題についてミーティングを開いた。

リスクマネジメントで工程別管理が出来るようになった

ヒヤリ、ハッとしたこと、火傷、滑る、段ボールで手を切る、といったリスクが次第に表面に出てくるようになり、数ヶ月かけてリスクマネジメント管理をした。

これで良かったのは、工程別に管理が出来るようになったこと。

いくつかのチームを作り、表彰

HACCPチームは10名ほどだが、チームだけで進めるとHACCPについて何も参加しない人が出るので、全員に何らかの参加をさせるために「品質委員」「コストダウン委員」「安全」「技能向上」「価値向上」といったチームを作り、1~2カ月毎に集まり、論理的に考え、発表するようにした。

これらの活動に対して、3カ月毎に表彰している。表彰は職場単位と個人単位の両方。

改善、改革に対しては、前向きでない人やサイレントマジョリティ(黙って何もしない人)が居るものだが、これらがでなかったのは、チーム作りが貢献したかもしれない。